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帰国子女は英語の夢を見るか

ここで筆者と同じチームで働く帰国子女でもある通称「お嬢」について書いてみたいと思います。日頃、なんと言うか、非常にアグレッシブな彼女ですが、英語については苦労したそうです。電話を聞いているとこちらのミスなのに、なぜか先方に謝らせていたり、逆にこちらに元々ミスがないのに自分のせいにされると激怒し、一歩もひかずに応戦して、毎回勝つか引き分けている感じです。またうちは小さなメーカーなのですが、顧客でもある海外の商社が、いわゆる「商社の都合」ばかりで話を進めると、「そちらの都合だけでものを言わないで欲しい。うちはそんな条件は一切飲まない」とかまします。

社内のルールだから、とかボスの承認が必要だからといった姑息な言い訳でかわす筆者とはえらい違いで、いつも直球勝負のようです。

うちも典型的とは言わないまでも結構古いタイプの日本的な特徴をもつ地方の会社なので、女性の営業職は珍しく、実際お嬢は貿易実務担当として採用されました。いつの間にか、営業的な仕事が増え、気が付いたらヨーロッパに直接足を運んで顧客開拓をしたり、代理店営業をしていたということです。

お嬢は主にヨーロッパを担当していますが、うちの会社では前人未到のエリアでもあるアフリカにも興味を示していて、問い合わせなんかがあると自分から対応もしています。

8歳で両親の仕事の関係でイギリスに渡り、現地の学校で主に学んでいたそうです。日本に帰ってきたのは高校生の頃で、日本の大学に行きたかったから、というのが理由だそうです。日本に対する憧れというか、何か「本国」のようなイメージがあったとは本人の談ですが、こちらからすれば英国のほうが憧れの地で何か違和感があるのですが、ともかくそんなこんなで日本式の受験をしなくとも入れるタイプの大学に入学したということです。断片的に聞いた情報を統合すると、やはりお嬢は日本の大学に入ったものの、周囲と話があまりあわず、留学生の友達のほうが多かったということです。

お嬢の英語力は筆者の見る限り(まあ、実際のところ他人の英語がどうだとか言えるほど筆者も英語ができないのであまり大きな声では言えませんが)、海外営業チームで最も高いと思われます。イギリス育ちのお嬢は、当然ブリティッシュイングリッシュなわけですが、本人はアメリカンな発音も自在にできます。それどころか、ドイツなまりとか、アイルランド風とか、フランス人の英語、インド英語、果ては黒人特有の英語発音も真似できてしまいます。母語でないとこういうところまではなかなか真似できないため、ジョークの理解度とともに上級者の英語力を見る一つの指標にもなります。

なお、本人の弁では思考は英語と日本語の双方で行うそうで、意識して切り替えているわけではないが、日本語で話していても英語で思考することはあるそうです。バイリンガルというのは、二つの言語のレベルがほぼ同等の状態ですが、お嬢の場合、状況によって使いやすさは全く変わるということでした。なお、睡眠中に見る夢は英語のこともあれば、日本語のこともあるそうです。

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